◆ミロのヴィーナス、その手はどうなっていたのか◆


ヘレニズム期の彫像ミロのビーナスは、1820年にギリシャのミロ島で発見された。
発見当時は、手がついていたという説があるが、正しくは分かっていない。

1987年4月1日のエイプリルフールには、イギリスの【ザ・タイムズ】
【ミロのビーナスの両腕がギリシャのミロ島で発見され、ものものしい警戒の中、ルーブル美術館におさめられた】
という記事を載せたほど、その手の行方には注目される。
手があったと主張する人達は、次の四つの姿を想像している。

@左手でリンゴを持ち、右手で布を持っている。
A海の中に入ろうと衣を脱ごうとしている。
B何かに驚いて慌てて下がった衣を上げようとしている。
C横にもう一人立っていて、その人に手を差し伸べている。


いずれにせよ、手が無い為にかえって体の線やプロポーションが美しく見え、有名になったともいえる。
ちなみに、ミロのビーナス像のブロポーションは、姿勢が前かがみなので、
類推と実測をまじえて書けば、

体重…約60s
バスト…約94cm
ウェスト…約66cm
ヒップ…約97cm

西洋の
ビューティー・コンテストでは、このビーナスのプロポーションが審査基準になっているらしい。


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